離婚調停だけど離婚したくない!離婚回避のテクニック6つ
離婚調停にまで進んだら、もう離婚するしかないと諦めていませんか?離婚調停に進んでも離婚に至らなかったケースはあるのです。
離婚調停は1年間に約6万件ありますが、そのうちの1/3である2万件が離婚に至らず、元サヤに戻っているのです。
ここでは離婚回避のためのテクニックを紹介します。
感情のままに早まらないこと!
離婚届に判を押さない
片方が離婚したいと思っていても、もう片方が離婚に合意しなければ離婚が成立することはありません。
感情のままに早まって離婚届にサインをしないようにしましょう。
離婚届にサインをしてしまうと離婚を承諾したことになってしまいます。
離婚届にサインして欲しいと言われても、離婚したくなければ決してサインをする必要はないのです。
また、離婚をしたいと言われてカッとなって、こちらから離婚届にサインして相手に渡しておくのも止めた方がいいでしょう。
離婚をする気もないのにする気はあるなどと、メールなどの文字にして残すこともやめましょう。
離婚の意思があったことの証拠となってしまいます。
離婚をしたくないなら安易な行動をすべきではないのです。
3人に一組が離婚へ
今の時代離婚する夫婦が増えています。
なんと3組に1組は離婚しているのです。
このうち9割の夫婦が話し合いを行って離婚をしています。
第三者を入れることなく夫婦だけで話し合いを行っているのです。
これが協議離婚です。
残りの1割は、夫婦での話し合いがもつれて調停離婚となっているのです。
調停は、家庭裁判所で調停委員に夫婦がそれぞれ事情を説明し、離婚したい・離婚したくないというのを話す場所です。
ここで両者の意話し合いが平行線をたどって離婚が成立しなければ、調停が不成立となります。
どうしても一方が離婚を成立させたいと願っている場合には、裁判となってしまうのです。
裁判で離婚をする場合には最低でも1年~1年半はかかります。
しかし裁判になると判決には強制力があります。
負けたら強制的に離婚となってしまうのです。
ただ、裁判離婚まで進むものは多くありませんが、やはり裁判にまでもつれてしまう夫婦もいるのです。
どうしても離婚したくないのであれば、調停や裁判となる前に離婚を思いとどまらせましょう。
夫婦関係を修復するために離婚調停を有効に利用する
離婚調停でのテクニック
- 離婚したくない理由を述べる
調停が始まると、調停委員は申立人を調停室に入れ、離婚をしたくない理由や夫婦仲が悪くなった理由を聞いてくれます。
二人の言い分を聞き取りした後、片方だけが離婚の意思がある場合、離婚に無理やり進めることはありません。
離婚回避や、夫婦関係を修復するにはどうすればいいかについて話し合いをされます。
- 離婚調停のときには弁護士を立てない
離婚調停は、あくまで本人同士で行うということが、離婚にまで発展させないケースもあります。
弁護士が間に入ってしまうと、弁護士は相手を攻撃してくるイメージがあり、相手に印象を悪くさせることで、離婚へのスピードを上げさせてしまうといったマイナス要因となってしまう可能性があります。
- 調停委員を味方につける
離婚調停では離婚を回避し、夫婦関係をもう一度やり直すように、相手に説得してもらう必要があるので、調停委員を味方につけましょう。
調停委員に対して好印象を与えることが必要です。
そのため、話し方を丁寧にし、服装もなるべく万人受けするようなものを選ぶといった、配慮を十分に行いましょう。
離婚調停前に夫婦関係を修復するテクニック
- 夫婦二人の話し合いの時間を作る
家庭裁判所という特殊な場で、調停委員という第三者を通じて、離婚したくない気持ちを伝えるよりも前に、自分の口で直接伝えることができる二人だけの時間を作りましょう。
結局、二人で話をしなくなってしまったことが離婚調停にまで進んでしまったという場合もあるのです。
- 第三者を交えた話し合いをする
二人だけの話し合いでは折り合いがつかないときに、中立的な第三者がいてくれることで話し合いがスムーズに行える場合があります。
ただし第三者となる人にはあらかじめ自分の離婚したくない気持ち、やり直したい気持ち、至らない点があったことに対する反省などを話しておきましょう。
同情する気持ちを誘うのです。
そうすることで、中立的な立場をとってほしいと言いながらも自分の味方につけておけば、相手が離婚したいという一点張りになっている場合に、離婚をとどまらせる言葉を発してくれるでしょう。
まとめ
離婚をしたくないのであれば、まずは話し合いをして離婚を回避していきましょう。
一度は愛し合って夫婦となった二人なのですから、冷静に話し合いをして改善する道を見つけていくことで夫婦仲が元に戻る場合もあるのです。
大切な人から離婚を告げられるとつらいですが、感情的になっても何も解決はできませんし、事態は悪化する確率も高いのです。
冷静になって対処していくことが大切です。